新月:見えない世界も無視しないでね(金環新月)

New moon Gemini

北極圏の金環日食で迎えた双子座の新月(2021/06/10 19:52JST)

アイスランドの北極近くでちょうど太陽と月が重なり合い、
金の輪を結んだ新月。

北米大陸から北極海を通り抜けユーラシア大陸へ。
氷山が溶け、覇権争い位が密やかに侵攻する
極地での日食の意味合いは深い。

2週間前の月食は、日本でも見られたこともあり、
だいぶ強調されていたけれど、
今回の日食の方が地球の未来にとっては大きなイベントだと思っている。

 

依存と希求

この二つが何某かのテーマ。
日食は次の日食までを示すと言われるので、
年末まで背景に流れていくだろう。

水星もこそり太陽に抱かれて
双子座の意味合いは強調されている。

コミュニケーションや情報。

他者と自分
神の子と人の子

同じようであって異なるものの存在を
どう理解し
どう受け入れて調和するか

窓越しに垣間見る豊かさは本物だろうか

3次元的な現実だけを見ていると、
見えない世界が姿を変え始めていることになかなか気づけない。

出口の見えない長いトンネルの中をくぐり抜けた先にある世界。
「千と千尋」の千尋がたどり着いたトンネルの先の世界のように…。

なぜ飽食に走るのか?
千尋の両親は豚に変えられてしまったっけ。

ゲートは一つではなく、さまざまな世界と繋がっている。

慌てて入り込まず、入り口で耳を澄ませば
幸せにつながる入り口で
鳥たちの楽しげな囀りが聞こえてくるだろう。

しかし、餌を求めて騒がしく鳴く声と
違いがわからなければ迷い込んでしまうのかもしれない。

ゲートはすでに繋がり、誰の前にも開かれているけれど
大切な入り口は守られ簡単にはわからない。

ただ祈るだけでは得られない。
しかし、闇雲に飛び出しても見つからない。
澄んだ心の目でしか探せない。

人々は、夏の日差しに心浮かれ
やる気に満ちているように見えてくるだろう。

何を楽しみ、何をしようとしているのかを
上辺で判断せずに心の目を添えて。

ただの気休めなのか
本物の喜びや楽しみなのか

どのゲートをくぐるのか…

 

今は、たくさんの人の賛同を得ることよりも
わずかであっても、
真の志しを同じくする同胞との繋がりを信頼し
自分自身の主権で、
世の中のゆがんだ理想の影響を克服する時。

心の中に燻る不平や不満を
そのままにしては置けないだろう。

精査し、本当に必要なものを求めて行けるようにと
煽り立てているのだから。

世代を超えた未来のために、
人類が抱えた心の傷が炙り出され燻っている。

あなたの感じる痛みは、
繰り返された歴史の中で刻み込まれた痛みもつながる。

期待に誰が答えるのか

その憤りはどこから湧き上がってくるのかを
よく確かめておこう。

ある人は、誠が為されぬいらただしさかもしれない。
ある人は、恐れや恐怖からかもしれない。

いづれにしても、
その根底には、魂の発する自己の主権に関わる問題と
繋がっているだろう。

ありのままの自分を受け入れ、
体力気力を培(つちか)い、やり方を変えて見る。

揺らぐ足元を固めようとするよりも、
自分自身がそこに立っていられるようになる
そのことの方が大切なのです。

 

去年に引き続き、夏至直前での金環日食。
陰へと転じるというのは
見えない世界にも意識を向け始めるときでもあるのです。

対極にあるはずのものは
循環し、自分の中に取り込まれていきます。

太陽と月が織りなす
対(つい)になって500年後につながる2020年と2021年も後半年。
私たちは、まだまだ変わっていくのです✨

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