今宵、昼と夜が等しくもたらされる秋分。
日本では22日23時21分(2016年)。
毎年占星術で、天秤座0°に太陽が位置する日。
サビアンではピンで留められた蝶。
可能性を秘めた自分が、動き回る前に周囲の変化を知り、
バランスを計りながら変容して行くときの始まり。
太陽と木星が一緒に働きだし、
自分自身の内にある様々な可能性を広げて行こうとしています。
日本人として根底に根付いて来た
自然を大切に敬いながら
調和して来た精神も
新しい時代に合わせて調整されて行くことでしょう。
実りの秋は収穫の秋
風雨にさらされ、傷を負っていても
甘く美味しい果実もあれば
大きく育ったのに
味も素っ気もないつまらない果実もあるります。
全てが今までの成果です。
どんな実が成っているのかを無視していると
次ぎに行かせなくなってしまうので
無視することなく、よく踏まえて置くことです。
特に今年は、ガッカリしがちかもしれません。
自分の至らなさだったのか
それとも、時の流れの大きな波にあって
仕方のなかったことなのか
その辺りの見極めも大事です。
理想を追って勢いづく気配もありますが
その理想の先に、自己満足ではなく
大きな世界観に繋がる意識が無いと
困難が待ち受けているかもしれません。
広い心で、お互いが求める光りを受け入れ
かつ流されること無く…
間もなく冥王星も順行。
必要なことは、対人関係の中に示されて来ます。
特別な出来事よりも
日常の些細な出来事の中に
今まで育てて来た自分の成果が見え隠れして
これからのために力を発揮して行きます。
拒むよりも、受け入れてみることで
自分の中にある本当の可能性が開いて行くことでしょう。
義務感や責任感は大事ですが
それに縛られ、奉仕の精神一直線、
犠牲的な気持ちでは
みんなが幸せに暮らす世の中は生まれて来ません。
受け入れるのは嫌なら
そっとそこに置いておけばいい。
愛ある、より良き可能性を伸ばすことに
思いを託し共感し
あなたの天秤に乗せてみませんか。
春から始まった
独りよがりではない
自分自身が、心から信頼できる価値観を探す新たな旅。
見つけて来たもの
培って来たものを活かすために調和させる秋です。