新月:ゆく春をあじわいながら

Moon reading

牡羊座の新月 2019/04/05 17:50(JPT)

人々が集い、花見に興じて宴食を楽しむ。

そんな光景が浮かぶ新月。

人それぞれに何を思い描いているのでしょう。

季節の風情を味わいながら、しみじみと過去を振り返る人。

日々のストレスを忘れ仲間との楽しい時間に夢中になる人。

目の前のご馳走にばかり捉われて気がついたら朝を迎えている人。

居場所を探してキョロキョロと落ち着かない人もいるでしょう。

こだわりや執着が強すぎると、

今得られる大切なものごとを見逃してしまうかもしれません。

別のことをしたいのに、

人目や世間体が気になって

身動き取れずチャンスを逸(いっ)してしまう

そんなこともありそうですね。

気持ちの向け方、感情の扱い方がテーマ。

人との接し方が鏡となって自分自身を反映して映し出す。

伝え、お互いに理解しながら未来を創って行くためには、

相手の感情や機微(知りにくい微妙な心や物事の趣き)を推し量ることが必要です。

言霊の意味を考えず、無造作に言い放つばかりでは

いい加減な翻訳に顔をしかめたまま

相手を決めつけてしまうのと変わらない。

バベルの塔のように作り上げようとしているものが崩れてしまう。

さりとて、気遣いは大切ですが、縛られて不平不満を膨らませたままなら自分を縛り付け無駄なことになってしまう。

言葉が通じなくても

伝わるものは伝わり

心の触れ合いを感じたことがあるでしょう。

誠意や思いやりは

世界中の人々に届く見えない波動を発しているのです。

何を守り

何を育てていきたいのか。

自分で結果を確認しなければならないのか。

権威や権力とはなんでしょう。

リーダーはどこに導こうとするのでしょう。

溢れる情報を選び取るために、何をしていますか。

名誉を得ることよりも

持ち合わせた智恵や知識をいかに有効に未来へと生すかに

尽力を注ぐ時です。

躍起になって身を粉にする必要はありません。

心穏やかにゆったりと構えて

自然の恵みを賞(め)で

刻み込まれた不要な価値観を手放し

受け継がれてきた智恵や知識を生き生きと使いこなし

壮大な宇宙につながるこの星を愛でながら

お互いを思いやる

優しく調和的な感性を磨き

広げていきましょう。

思いと行い

他者から学び、感じ取り

情報や価値観の再構築

自分の可能性を阻む傷を癒し

内面を調和させ

自分自身が守り育てる価値あるものを輝かせ

大切にしてゆくひと月です。

バベルの塔:旧約聖書の「創世記」11章に登場する物語。

同じ言葉と同じ言語を用いていた人々が天に届くほどの高い塔を創ってをあげようとしていた。

主はお下りになり、彼らの奢りを戒めるために、互いに相手の言葉を理解できなくなるようにされた。(解釈はいろいろあるようです)

言葉に頼りすぎていたのかなぁと思うのです。

ピーテル・ブリューゲル『バベルの塔』1563年
バベルの塔・フリューゲル