カノープスについて

Canopus

天を航海するアルゴー船の水先案内人カノープス


古代のエジプトでは大洪水の時に

イシス Isis と オシリスOsiris を運んだ船として。。。

聖書で語られるノアの箱船として。。。。

バビロニアの天地創造説の叙事詩が

神々が、どのように洪水で地球を破壊することに決めたかについて語る時

神エア( Ea) が人類に哀れみを感じ、ひそかに創られた船。

ヒンズー教においても同じような意味を与えられている船。

ギリシャ神話ではたくさんの英雄を乗せ、大航海するアルゴー船。

常に人々を導く天空を航海する船として世界中に知られて来ました。

カノープスはそのアルゴー船の船尾で輝きながら

私たちがどこに向かったらいいのかを導いてくれる目印です。

カノープス名前の由来はギリシャのトロイ神話に登場する物語

トロイ戦争の末、メネラウス王がヘレナと共にエジプトのアレキサンドリアへ向かう時にカノープスは登場します。

その航海は大変難航しましたが、

幾多の困難を乗り越え、無事にたどり着くことが出来ました。

優秀な水先案内人がいなければけしてたどり着けない旅でした。

その案内人の名がカノープスです。

彼はアレキサンドリアについた後、大蛇に噛まれて死んでしまいましたが、

メネラウス王は彼の名誉を讃え、素晴らしく輝いている星に名前を付けました。

さらに、その星の輝く場所、アレクサンドリアの東に

彼の名にちなんだ名を付けた古代都市があるそうです。

残念ながら今は荒廃しているらしいのですが

トレミーがここにあった寺院から星を観察していたと言われています…

カノープス = 導くもの

水先案内人:心と精神のガイド

アルゴ座はプトレマイオス48星座で一番大きな星座でしたが、今は4っつに分割されています。

ライン

カノープス Canopus

〜旅のガイド〜

りゅうこつ座 alpha星(αCar)

アルゴー船の舳先で輝いているのが恒星カノープス。

全天でシリウスに次ぐ輝きを誇り、たくさんの人々を導いてきました。

残念ながら、北の半球の上の緯度37度より北では見ることが出来ず

日本では沖縄などを除けば、水平線ギリギリ

空の開けたところでしか見ることが出来ませんが

エジプトなど南に暮らす民にとって古くから、大切な旅の導き手です。

今、彼は「宇宙の灯台」として南の南を示すガイド。

それは宇宙飛行座標の目印としてNASAによっても使われています。

中国では南極老人とか寿星と呼ばれ、日本で言う寿老人。

 カノープス Canopus

-0.72等星 (全天2番目に明るい星) 薄い黄色 距離250光年

恒星名: カノープス  CANOPUS
星座  りゅうこつ座
 Alpha Carina (Argo Navis)
Longitude 1900: 13CAN35.Longitude 2000: 14CAN58.
Declination 1900: -52.38′.Declination 2000: -52.42′.
Right ascension: 06h23m.Latitude: -75.49′.
Spectral class: F0.Magnitude: -0.72.
Suggested orb: 1 deg. approx.Planetary nature: Sat-Jup
参考資料
恒星Canopusについて constellations of words